「……っあ…」 気がつくと、あたしは自身の腕を切りつけていた。 「…あーあ…」 ついにやっちゃったよ。 自分のこと傷つけるのだけはやめようって決めてたのに。 はぁ… 「あー、死にたくねー」 血よ、止まれー。なんてね。 あ、でもこのまま死んだらあの人に会えるかなぁ… この家で一番身近だった人。 姉は大嫌いだから、別に会えなくてもいいけど。 あの人、最後の最後まであたしのこと睨んでたなぁ…