その時、あたしは初めて笑ったらしい。 お腹を抱えて、涙を流して。 それが嗚咽に変わって、 あたしはやっと現実を受け入れた。 泣き崩れるあたしをそっと抱きしめて、 『今度からは私が美玲ちゃんの家族になってあげますよぉ』 とか訳の分らんことをほざいていたのを覚えてる。 でも、それからあたしは歪な笑いしかできなくなった。 漫才を見ても、可笑しなことを言っても、 出てくるのは愛想笑い。 頭では笑っているのに、心がそれを拒否する。 典型的な心の病ですねぇって。 優里に言われた。