「だけど……もうビクビクするのは嫌なんです。 この先がどれだけ暗くても、 どれだけ険しくても、私は進むことにしたんです」 「……」 「そう…決めたんですけど…」 「………」 「……ごめんね「嘘つき」 ガチャンッ 「…はぁ…」 …何やってんのかなぁ… そりゃ、優里にだって弱いところはあるでしょ。 …でも、それを認めたくない自分がいる。