「やっぱり電話してよかった」 「……」 うん。これは本心だから。 嘘はないよ。ホントだって。 「…じゃあ、おやす「美玲ちゃん」 何いい雰囲気壊してんだよ。 ここは「おやすみ」で、 二人で微笑んで終わりだろ。 空気読「私だって悩むことはあるんです。こんな未来の見えない不安定な生活… 私だって怖いんですよ。 だから美玲ちゃんの気持ちもわかりますし、美玲ちゃんの拠り所になれたら幸いです。 ……だけど……」 いつもより真面目な口調の優里。 セリフをかき消されたことも忘れて聞き入ってしまう。