「おもしろ。…じゃなくて、 おい、起きろー!」 軽く黒崎を叩きながら起こすことに専念してみる。 …ダメだ。 「おーい!朝だぞ…って夕方だけど。 ちょっと、聞いてる?」 こりゃだめだ。 置いていく? いや、でも今日はお世話になったし… よし、今度は強めに… 「わっ」 叩こうとして手を伸ばしたら、 逆に引き寄せられた。 「ちょい!何この状況」 はたから見たら完全にベッドで抱き合う男女…。 ま、あたしに限ってありえないけど。