教室中に幸せムードが漂い始める。 それに反比例するように、 あたしの中の『それ』は激しく動き出す。 「うぐっ…」 あたしは思わず腹を押さえてしゃがみ込む。 いやだ。 いやだ。 みんなはこんなに幸せそうなのに あたしは違う。 あたしだけが幸せじゃない。 いやだ。