あたしの質問には誰も答えない。




みんな呆然と立ち尽くしている。




奈々と舞までも。




あたしが簡単に罪を被ったのが



そんなに驚くべきことだったのか?




でも、そう仕向けたのは本人たちだろう。




何を今さら。





「…はぁー…」




そんな居心地の悪い沈黙を破ったのは黒崎だった。