「い、言い過ぎですか?思ったことを言っただけなんですけど……。」
人差し指で頬をかきながら照れ笑いをする結祢に、いいえとティディは首を左右に振った。
「あたしは、独特の感性を持つ人間は嫌いじゃないわ。むしろ、好きよ。」
「ティディさんみたいなきれい人に好きって言われると、少しドキドキしますね。あっ……も、もちろん、そういう好きじゃないということはわかっていますけど。」
「あら、あたしはそういう好きだととられても構わないんだけど?」
「えっ……きひゃっ!?」
唐突に肩を抱いて頬に顔を近づけてきたティディに、結祢は目を丸くして悲鳴に近い声を上げた。


