『クレイ君ならともかく、ディザス君までティディさんを非難するなんて……見損ないましたよ。私も上がりますからね!』
(謝った方がいいのでしょうか?)
自問自答して、ハアアと深いため息をついた時。
コンコンと部屋の入り口のドアを軽く叩く音が聞こえた。
(こんな時間に誰ですかね?まさか、ふ、不審者では……!?クレイ君とディザス君に相談すべきでしょうか……。)
結祢は起き上がって、ディザスとクレイが寝ている部屋の扉をそっと開けた。
二人は音に気付いてないようで、スゥスゥと気持ち良さそうな寝息を立てている。


