双子悪魔のホームステイ




「うっ……わ、私だってやる時はやるんです!そ、それはいいですけど、あ、あんまり見ないで下さい……。」


結祢は体に巻いたタオルを両手で押さえながら、温泉の中に入る。

恥ずかしがる彼女を苛めるように、クレイが近づく。



「ほお……?予想通りだな。まあ、悪い虫はつかなくていいんじゃねえか?」


「ク、クレイー。結祢ちゃんに失礼だよ!いくら、結祢ちゃんがその……そんなんだからって!」


なるべく結祢から目を背けながら、ディザスが遠くから注意する。



「失礼なのは、ディザス君も同じですよ!」


「俺様は見たままの感想を述べただけだぜ?悔しかったら、もっと女を磨いてから俺様にたてつきな。」


「い、いや、俺は別に……気にしないよ?結祢ちゃんの笑顔とか怒り顔は可愛くて、十分魅力的だからさ!」


からかうクレイと全く乙女心に気づかないディザスに、結祢が何か言い返そうとした時。