現に竜巻が出現した部分……ディザスが立っている部分の少し前の雲の地面に大穴が開き、下界の風景がうっすらと見えている。
「雲を削り取って竜巻を作りやがったのか……。無茶苦茶なことしやがるな、おまえ。」
「……。」
ディザスは何も言わず、右手をヒュッと横に振る。
すると、竜巻がビュウウと音を立てながら高速で前進してきた。
「そんなもので俺様を倒せると思ってんのか?防護魔法……リフレクトスライム!」
クレイが言うと、彼の前に緑色のプリンのような物体(スライム)が出現した。
そしてそれは、竜巻をポヨンと柔らかく受け止め、真っ直ぐ戻ろうとする弾力でポワンと跳ね返した。
竜巻はクレイに向かってきた速度と同じ速度で、今度はディザスの方に前進してきた。


