トライプを追った斧はロールのリフレクトバリアに弾かれ地面に落ち、ディザスを追った斧はシェルハウスの壁面に吸着し、ピタリと回転が止まる。
「ふう……助かったあ。ありがとう、母さん!」
「おかげで助かりやしたよ、クレイの旦那ぁ。礼を言いやす。」
微笑して礼を述べるディザスとトライプに、
「礼は後でいい!」
「礼は後で構いませんわ!」
クレイとロールの返事の声がハモり合った。
「防護魔法の使い手が二人、か。これはこれは……少しは楽しめそうだ。」
「少しと言わず、心ゆくまで楽しませてあげますわよ?放射!」
右手で顎を撫でながら感心している閻魔らしき人物に、ロールはT字形の特殊小型火炎放射器を向けて中央下に位置する引き金を右手でグイッと引く。


