「基本は平和主義ですがねえ……平和を乱す輩が居る時は別ですぜ。それに少しは戦いやせんと、武器が錆び付いてしまいやす。」
クレイに対して、理由を早口で返すと、
「行きやすよ?ほいやっ!!」
気合いの入ったかけ声と共に、トライプはスナップを効かせ、閻魔らしき人物に向けてヒュッとブーメランを投げつけた。
ブーメランは風を斬りながら、ヒュヒュヒュッと閻魔に向かってくる。
「両の手を使えないとなると、これは防ぎきれないでやしょ?」
「……我を甘く見るな!」
閻魔らしき人物は、右手を右方向に振り払い、左手を上から下に振り下ろす。
寸手のところで止められていた、数本の斧と大きな枕が同時にブーメランにぶつかり、カンッと弾き飛ばした。
更に、
「わっ!?しまった!」


