「び、びっくりした……。急にどうしたのさ、母さん?」
「ディザス……お前、気付いてねえのか?あれは親父じゃねえよ。」
ロールの代わりに答え、クレイはディザスとロールを庇うように両腕を広げて前に出る。
「えっ!?じゃあ、あれは誰なんだよ?」
「……俺様に訊くより、本人に訊いた方が早えはずだぜ。あんた……誰だ?」
前半はディザスに、後半は閻魔に似た人物に対してクレイは言った。
「クレイの旦那の言う通りでやすね。誰で何の目的で、閻魔大王に化けたのか……聞かせてもらいやしょうか。もし、拒むなら……」
「実力公使、そのどでかい図体に訊くまでですわね。」


