「何だよ、これ……?」
地獄地域に到着したディザスは、現場の凄惨さに表情を曇らせ、うっ……と思わず口を覆った。
廃墟と化してしまったそこには、焼け焦げたような鼻を突く嫌な臭いが立ち込め、地面には逃げ遅れた何十人もの天界人が倒れている。
地獄を代表する赤い灼熱のマグマは完全に干上がり黒い底が見え、辺り一面には黒煙が立ち上っていた。
「俺達の城は……?母さんと父さんは!?」
ディザスは辺りを見回しながら駆け回ったが、城があったはずの場所には瓦礫の山しか無かった。
閻魔とロールの姿は見当たらない。
「嘘……だろ?こんなことって……」
「ディザス!」


