「サワジィ!今、助けるわ!」
見かねたアテュディラは、彼を助けようと飛び始めたが
「行かせぬ!雷厄の札!」
すかさず、少年が木札を投げる。
次の木札からは、目も眩むばかりの雷光が発せられ、
「いやあああ!?」
「アテュディラ!!」
ピシャンという音と共に、アテュディラの体に雷が落ちた。
雷に打たれたアテュディラは、両腕で体を包み込み、ううっ……と呻きながらその場にしゃがみこんだ。
彼女の全身からは、焦げ臭いにおいと黒煙が立ち昇っている。
「何て酷いことをするんだ!?いくら敵とはいえ、君には情や良心というものはないのかい!?」
サワジィは炎の中から声の限り叫ぶ。
それに対して、少年は蔑むような視線で彼を見据えた。


