双子悪魔のホームステイ




「アテュディラの言う通りだね。全身をブルブル震わせている君を見て、怖がる方がどうかしているよ。」


数秒と経たずに、アルト調の声の主である男性が姿を見せた。

こちらは、日焼けしたような焦げ茶色の肌に緑色の瞳、面長の顔にスッと伸びた鼻と黄色い短い髪を持つハンサムな容姿である。

歳は二十代後半ほどに見えた。


一見すると共通点が無いように見える男女だが、二人に共通していることが一つだけあった。



「あ、悪魔……!!」


結祢は共通点から連想される言葉を発しながら、顔を青くして数歩後退った。


男女は、人間ではなく、湾曲した二本の角と対の小さな黒い翼、臀部から生えた先端が三角形の尻尾に鋭く尖った二本の牙を持つ“悪魔”だったのだ。