「……結祢ちゃんから話して。たぶん、僕も同じこと言おうとしてるから。」
「わ、わかりました。その……そろそろ出ませんか?勉強終わりましたし……視線は分散されたとはいえ、ここには居づらいです……。」
「やっぱり、おんなじだった。いいよ、出よう。」
星駆の言葉にはいと頷き、結祢は彼と共に図書館から外へ出る。
「天気、悪いね。」
外に出てすぐ、灰色の雲に覆われた空を見上げて星駆が言う。
「悪いですね……。早く帰らないと雨が降るかもしれません。」
同じように空を見上げて、結祢は困ったように眉を下げて同意する。
「結祢ちゃん、傘……持ってきた?」


