「き、気分が悪いんですか!?び、病院に行かないと……!」


「阿呆……っ……人間の病院に行って……も治らねえよ……。」


「そ、そんな……。わ、私にできることは無いですか、クレイ君?」


「……。」


クレイは無言で結祢を縋るような目で見上げる。



「ク、クレイ君?」


「お前……本気で俺様を助けてえって言ってるのか?」


「えっ、は、はい!もちろんです!私にできることなら何でもします。クレイ君を……助けたいんです!」


「……だったら、少しの間……じっとしてろよ……。」


クレイは結祢の耳元で囁くと、



「きゃっ!?ク、クレイ君!?」


ドンッと結祢の体を乱暴にベッドに押し倒した。



「な、な、なっ、何を……?」