「……うざったいとは失礼ですわね。わたくし自ら助けてあげましたというのに。」 光源付近から二人に応えるような声が響いてきた。 妖艶でそれでいて凛とした女性の声だ。 「ロール様!」 リコナが名を呼ぶと、声の主であるロールは紙袋を両手に引っ提げて姿を現した。 「……誰?」 「知らなーい。でも、遊んでくれるなら誰でもいいよ。」 トゥルケとアバリィは、それぞれの魔手を引き連れてロールの前に高速で飛んで来る。