もう我慢できないとばかりに、リコナが駆け寄ってきてティディの体を抱き起こす。
「え、えっと、あなたは?」
「美麗集団ビューティア副会長のリコナです!ティディ様のことはリコナが介抱いたしますので心配せず……」
「うわあああ!?」
会話に割って入るように、狼狽しているようなディザスの声が聞こえてきた。
「ディザス!」
「ディザス君!?」
クレイと結祢はバッとディザスの方を向く。
彼らの目に映ったのは……
「……トゥルケとルノの勝ち。」
「ぐっ……うっ……。」
大蛇矛を手にした魔手ルノとその上空で冷めた表情で見下ろすトゥルケ。
そして、右肩から左横腹にかけてを切り下げれて呻き声を上げるディザスの姿。
「嫌……嫌です、そんな……ディザス君!!」


