すると、
「ううっ!?」
「ティディさん!!」
ズタズタに切り裂かれたはずの魔手ラオが、無傷状態まで回復して真正面からティディのぶつかってきたのだ。
ティディは攻撃を避けきれずに、腹部に強烈な一撃を受けてドンッと床まで吹き飛ばされる。
ティディが打ちつけられた床には、深さ五十センチほどの大きな穴が開き、大小幾つかの欠片が飛び散った。
「うっ……けほけほっ!」
「ティディさん!」
「大……丈夫よ……。あたしより……双子の兄ちゃんを……気にかけてあげた方が……いいかもしれないわ……。」
両腕に青あざを作り、口から流れた一筋の鮮血を左手で拭いながら、ティディはディザスの心配を促す。
「ティディ様!」


