再びクレイに向けて矛が振り下ろされようとした時。
「俺のことを忘れるなよ!」
「くっ……!」
矛の先端を前に構えたディザスが、ティディの背中目掛けて突進してきた。
ティディはステップを踏んで反射的に右に避ける。
「ちぇっ、避けられちゃったか……。」
「へっ!なかなかすばしっこいじゃねえか。」
ディザスはくるりと反転して構え直し、クレイは結祢を後ろ手に押して下がらせた。
「さすがに、二人対一人じゃ分が悪いね……。」
「わかってんなら、とっとと退きやがれ!」
「……それはお断りだよ。自分で言うのもなんだけど、こう見えて負けず嫌いだからね。あんたに謝らせるまでは、絶対退けない!」
そう高らかに宣言して、ティディが矛を振り上げてクレイへの三度目の強襲を試みた時。


