首にクレイの大蛇矛の先端が押し当てられてていたのである。
「おまえ……何者だ?俺様達と結祢に何か用なのかよ?」
「ク、クレイ君!デ、デパートでそんな物騒な物を出さないで下さいよ!そ、それも初対面の方に!」
「……空間を転移させてっから、俺様達の姿は人間には今は見えてねえよ。」
体を僅かに起こしてオロオロ左右を見回す結祢に、クレイはしれっとした表情で答える。
ディザスはいつでも加勢できるようにと大蛇矛を胸の前に構えて、キッとティディを睨みつけていた。
「ずいぶんな歓待だね。丸腰の相手一人を、二人で脅すなんて。ああ、仕方ないか。弱い奴らは束にならないと勝てないもんね。」
ティディは額に冷や汗を掻きつつも、口元をニッと歪めて挑発的な態度をとった。
クレイの目元が怒ったようにピクリと動く。
「なんだと……?」
「本当のこと言われて腹が立った……のかな!」
「ぐっ!?」
フッと後ろに身を引いたかと思うと、ティディはクレイの大蛇矛を左足で思い切り蹴り上げる。
その重圧と痺れで、クレイは大蛇矛を手から取り落としてしまった。


