「急降下するからしっかり掴まっててよ、結祢ちゃん!」
「急降下って、気分が悪いんですってばあああ!!」
やめてと叫ぶ結祢と共に、ディザスは宣言通り、公園に向けて頭から急降下していく。
「公園で迎えうつ気か……上等だぜ!」
にやりと不敵に笑うと、クレイも公園に急降下していった。
ほどなくして、ディザスと結祢が噴水のある公園に降り立つ。
「飛び足りないなあ。」
翼をたたみながら、物足りないような口調で呟くディザスの隣で、
「し、死ぬかと思いました……。」
結祢は地面にへたり込んで、肩で大息をついていた。


