結祢は呼吸を乱したまま、雨と疲れと必死さで潤んだ瞳でしっかり星駆を見据えて言う。
星駆は少し罰が悪そうに、結祢から目を背けた。
「結祢ちゃん……僕はただ……」
「空浪!ディザスから離れろ!!」
弁解しようとする彼に、クレイが大声で呼びかけた次の瞬間。
「……っ!?」
ディザスの体から、黒い光と共に激しい風が発せられ、星駆を結祢の居る場所まで吹き飛ばした。
「せ、星駆君!きゃあ!?」
吹き飛ばされた彼の体を、結祢は抱き止めようとしたが、重さに耐えきれず彼女は豪快に尻餅をついてしまった。
「ごめん……結祢ちゃん。」
「ふ、不可抗力なんですから謝らなくていいですよ、星駆君……。ちょっとだけ、お尻が痛いですけど。」


