金の髪の毛からいくつもの滴が流れ落ち、瞳に入ろうと頬を伝おうともう身じろぎ一つしなかった。
(雰囲気……変わった?)
不審に思った星駆が、ガンズアローを構え直そうとした瞬間。
「それ以上、ディザスを追いつめんじゃねえ!!」
三メートルほど後方から、男性の怒声が聞こえてきた。
「結祢ちゃんと、クレイ・ロール・ハバート……。」
星駆は振り返り、見えた人物の名を棒読み口調で言う。
傘も持たず、ずぶ濡れの状態で駆けつけてきたのは、牙をむき出しにして睨むクレイと彼の速さに付いていけず引きずられるようにして歩く結祢だった。
「はあ……はあ……せ、星駆君!お……お願いですから……はあ……ディザス君を傷つけるのは止めて下さい!」


