「たった今、帰ってきたばかりだ。そんなことより……ディザスの姿が見えねえけど、どこ行きやがった?」
結祢が開けた窓から中に入ってきながら、クレイは怪訝そうに眉を潜めて部屋内を見回す。
「あっ……ディザス君は、星駆君とお話しながら帰っているみたいです。」
「“帰っているみたい”って……お前、不吉な夢見たくせにディザスを置いて帰ってきやがったのかよ!?」
「えっ……す、すみません……。でも、クレイ君だって馬鹿馬鹿しいと言わないばかりに笑っていたじゃないですか。なんで、そんなに怒って……」
「おいっ、探しに行くぞ!」
結祢の言葉を最後まで聞かずに、クレイは彼女の右腕をとってツカツカと窓に歩み寄る。


