「……っ……そうかも……。俺って……学習能力……無いから……。」
苦しそうに片目を瞑って歯を食いしばるディザス。
左肩を押さえた手の間から、じわじわ赤い液体が滲み出てきた。
星駆はディザスを冷めた表情で見据えて、再び三速連弾を放つ。
三本の矢は狙い違わず、ディザスの無傷な右肩にトストストスッと連続で刺さった。
「うあっ!?」
ディザスは短い悲鳴を上げ、今度は左手で右肩を押さえた。
同様に、左手の間かからも赤い液体がじわりと染み出てくる。
「あんたはもう大蛇矛を使えない。飛ぶ力も……残っていないはず。こんな状況でも、魔法は使わない?」
「うっ……つ、使わないよ……。最初に約束したから……っ……。」
「そうやって偽善ぶって、僕を騙そうとしても無駄。僕は、悪魔になんか情はかけない。」
星駆は淡々とした口調で言うと、ディザスの胸部にガンズアローの狙いを付けるのだった……。


