双子悪魔のホームステイ




「……これはどう?曲直自在矢。」


次に星駆がガンズアローで放った矢は、たった一本だけ。

そのうえ、矢はカクカク曲がり、標的であるディザスとは全く関係無い方向に飛んで行った。



「こんなのは、避けるまでもないじゃん!そっちが本気で来ないなら、俺の方から行くよ!」


ディザスはその矢を全く気に止めることなく、黒い翼を広げて浮き上がり、星駆との距離を一気に詰める。



「たあっ!!」


星駆まで一メートル離れた場所まで迫って、ディザスは大蛇矛の刃が付いていない方で星駆の鳩尾を突こうとした時。



「甘いよ、あんた。」


星駆が低い声で呟いて、



「うっ!?」


直後にディザスは、右手で左肩を押さえてガクリと地面に片膝をつく。

左肩にはガンズアローから全く見当外れの方向に放たれたはずの矢が、深々と突き刺さっていた。



「この前、クレイ・ロール・ハバートに言われてたよね、あんた。“攻撃した後の隙が大きい”って。全く、学習できてないよ。」