僕のぽっちゃり彼女

どう見てもただの酔っ払いなのに、
なんであんなにやさしくできるんだ?


こんなやさしい子を見たことがない。


居酒屋に向かう道のり、
俺は修司たちとしゃべりながらも、
チラチラと真菜ちゃんを見ていた。



「真樹、やっぱり真由美ちゃん狙いか?」


「えっ!?」


チラチラと女の子を目で追う俺に
修司が話しかけてきた。


「やっぱり!? 俺もいいと思ってんねん。
真樹。 俺に譲ってくれ!!」


「はっ!?」


淳平が俺にそう願ってくる。