気付くとあたしは また病室のベッドで寝ていた。 龍の声がする。 「..め..な..ぃ、ごめんなさい ごめんなさい、ごめんなさい」 あたしは驚いた。 龍があたしの両親に謝っていた。 母は 「娘が…お嫁にいけなかったら どうしてくれるよの!?」 龍に言ったって分かるわけないのに。 「その時は僕が由梛ちゃんの 旦那になります。」 え……? 両親も驚いている。