私を呼んだのは怖い顔をした拓真だった。

「なに?
まだ他に何か用あるわけ?」

「あるよ。
お前がやり直すと言って
くれるまで俺はお前を
ずっとスキだから。」

そう拓真が言うと、私に近づいてきた。

私は逃げた。
拓真がただひたすら怖かった。
拓真が今からすることが
分かったから。


私は教室を飛び出した。

その後を拓真がおってくる。
ひたすら怖くて逃げていた。
優真のところに向かい
走っていった。

今優真は委員会中だった。
だから委員会のところに
行った。

走っていっても
拓真は追いかけてくる。

怖い。


私は優真の委員会の中に入った。


「はぁはぁ…。優真…」

私はいつの間にか泣いていた。
みんなが注目していたが
私は逃げ切れたことだけに
ホッとしすぎてみんなの
視線なんて気にしなかった。