「年齢の障害がなくなったのも、運命的な再会したのも、潤一だけじゃないってことね」
弱気になる俺を横目に、賢治は口を開いた。
「そりゃあ脅威だろうよ。あの俊介だしな」
「…」
「だけど俊介には奥さんと子どもがいる。凛ちゃんとの間には決定的な障害がある」
「…まあ」
「それにあの2人の関係はもう過去のことなんだよ。もう戻ることはないよ」
「賢治…」
「今、凛ちゃんの1番近くにいるのはお前なんだから。自信持てよ」
クールな賢治の、珍しく情熱的な言葉に俺は思わず泣きそうになってしまう。
「はい、分かったら頑張っといで!」
賢治が俺の背中をバンと強く叩いた。
「いてて」

