だけど、どこか吹っ切れたように笑顔で俺を迎えた2人。 俺はその2人の笑顔を見て胸を撫で下ろした。 「すみません、乗せてもらっちゃって」 「いや、通り道だし」 凛の家が俺たちの事務所と同じ方向ということで、車に乗せていくことになった。 車中では3人、意外なほどすんなりと普通の会話をした。 この1年の凛のアメリカ暮らし、そして俺たちの活動。 そんな当たり障りのない話を。 「あー、お祭りだ!」