「なーんでお前が来るの!」 「どんな映画かだけ話し聞いてみたいから」 「…」 何故か1人でノリノリの俊介。 俺は仕方なく俊介を連れて、映画監督との待ち合わせ場所に向かうことにした。 ・ ・ ・ 「失礼します」 映画会社の一室で、俺を迎えてくれた小林監督。 体格が良くて強面なんだけど、笑顔が可愛くて…。 最初はそのギャップに驚いた。 この業界じゃカナリ有名な人だ。 そんな人から指名されるなんて本当はすごく光栄なこと。 「お~、潤一くん! …と」