「どこへ?」 「今日もう仕事ないんでしょ? もう少し走るよっ」 「えっ、だからどこ…」 俺の腕を引っ張って走り出した凛。 「ずっと2人でいられるとこ…」 会場を飛び出して、俺たちは夜の街を走り出した。 まるで映画のワンシーンのよう。 舞台挨拶用の衣装のままで、明らかに不思議な光景なんだけど。 夜の闇が全て消してくれるようだった。 「あ~、もう無理!!」