「さっきバッグ見てたらあったの!」 「え、バッグ?」 「そうそう! ビックリしたよ。多分、衝撃でポーンとバッグの中に」 「それ、すげーな。そんなことあるんだ」 「うん、良かったぁ!」 凛は嬉しそうにそのトップを握り締めた。 「…俊介に言われた?」 俺は立ち上がって、ジーンズに付いた砂を払いながらそう言う。 核心に触れてみる。 さっきの言葉だけではまだ自信を持てずにいる。 本当に情けない。 「今も好きだ、って言われた?」