「あれ? 泣いてた?」 不思議そうに俺を見上げる凛。 「良かった。今、お医者さん呼んで…」 「トップは?」 「ん? ああ、どこか飛んでったんだと思う」 「うそ…。ごめん」 「いいんだよ、そんなこと」 「でも…」 「また買おう。な?」 俺は凛の頭を軽く撫でて病室を出た。 今は俺の気持ちなんてどうでもいい。 ただ凜が目を覚ましてくれただけで。 それだけで充分だー。