「ごめんな」 俊介が俺のほうを見て呟く。 「どうかしてたわ、俺」 「俊…」 俊介の切なそうな顔に、俺は何も言うことができない。 ・ ・ ・ 次の日。 俺は仕事を早めに終えて、凛の病室を訪れた。 まだ凛は目覚めない。 「まだ眠ったままなのよ」 迎えてくれた凛の母親が、気を利かして病室を後にした。