「凛は必死で忘れようとしてる。必死で乗り切ろうとしてる。そこにまたお前が出てきたら…!」 「だから、どうこうしようってんじゃないんだよ。ただ俺の気持ちを…」 俺の中で何かが切れた。 俺は反射的に俊介の首元を掴んでいた。 「凛にもう近付くな。…俺が許さない!」 そんなこと言ったら、もしも俊介がそんなこと言ったら… 凛の気持ちが揺らいでしまうかもしれない。 今も凛の中に俊介の影がいること、俺が一番知ってるんだから。 やっぱり自信なんて持てない。 「…怖いの?」