「凛さんですよね?」 女子大生が声を掛けたのは凛のほう。 「はい、そうですが…」 「やっぱりぃ!! いつも雑誌見てますっ。この間はドラマも…」 興奮したように凛に握手を求める女子大生。 凛は戸惑いながらもそれに答えた。 俺のほうには全く気づいていない様子。 「…びっくりしたぁ」 女子大生との会話を終えて俺のほうへと戻ってきた凛。 「初めて声かけられた~」 「凛もすっかり有名人ってことだな」 「へへっ、でも良かった。潤一さんのことは気づいてなかったみたいで」