超溺愛ブラコン妹の彼氏

慌てて両手をブンブン振り
「いいょ!いいの!ただ言ってみたかっただけだから」

と拒否した。

でもジーッと見つめ目をそらさない美景君から逃げたくて

「あっじゃじゃあさっ私の事、お前ってやめてくれない?さっきみたいに'紗輝'でいいから。ね?みー君。そしたらクリーニング代の話なしにするから」

美景君の少し表情が怖くなったのは何故??

私、変な事言った!?

もしかして…みー君がまずかったかなぁ…

「わかった。じゃあ…紗輝ちゃん?俺には合わねぇいぃ方だょなこれは。紗輝?でいいのか?」

コクッと頷く私。

「みー君てのはやめてくんない?兄貴にはしょうがねぇけど…流れでそんな呼び名がついちまったからなぁ」

「残念。だめぇみー君て呼んじゃ?」

「駄目!却下!」

「本当色んな表情するね。こんなに話せるとは思わなかった。あっさっきの人に何かされたら言ってね?私の事なのに巻き込んじゃったから」

「俺あんな奴に負けないけど?女の紗輝が心配すんな!」

うん??

今、名前呼んでくれたよね!?

私、顔赤いかも!?

「あっ紗輝って言ってくれた。初めてだね。何か嬉しかったりして…名前覚えてくれたんだね…
でっでもさっ'人の女'とか誰にも渡さない'何て言うから美景君も反感かったと思うょ?だから申し訳なくて」

「んな事心配すんな。出任せ言ったつもりもねぇし。自分の身は自分で守るさ。でも紗輝は女だ。何もされねぇように守るから」

真剣に私の目をみて言った。

「私だって自分で守るから。美景君に守ってもらうつもりもないし。してもらったら美景君の取り巻き達に何言われるかわからないし、もう私に関わってほしくないし」

「関わっちまったんだからいいょ。気にすんな?」