超溺愛ブラコン妹の彼氏

「あっありがとぅ。もう行って?萌ちゃんでしょ?今の。行って?」

「あんな事があったのに行けるかょ。行くならお前も連れてく。でも兄貴来んだろ?それまでいてやる」

「ごめんなさい。また巻き込んでしまって。助けてくれてありがとう」

「何だょ?またって…」

「ココアに続いて今…」

「あぁあれかっ…マジお前といるとろくな事ねぇな…」

「ごめんなさい。でも私お前じゃないです。名前ありますから」

「じゃあさっきの奴は誰だょ?」

「聞いても教えてくれなかった」

「のにお前の名前は知ってるって訳か。…っとココアのはゴメン。俺が悪かったのにお前のせいにして。辛い思いさせる事になって悪かった。この後の事だってそれだろ?ごめんな…」

ココア事件の時は私を嘲笑ったのに…

今の告白の時は凄い剣幕で怒りを表して…

そして今の美景君は物凄く弱々しぃ…

何か笑えてきて吹き出してしまった私。

「何笑ってんだょ!?」

とジロッと睨まれた私。

「あっごめんなさい…。色んな表情するんだなぁって思ったの。出会った時は嘲笑われ、さっきは怒って、今はシュンとして…。あっでねっココアの事はもぅいぃから。気にしないでね?最初は何で私だけって思いが強くて登校拒否しかけたの。だけど周りの皆が協力してくれてるのがよくわかったから」

美景君の表情が柔らかくなっていた。

ちょっと苛めたくて

「ただね?クリーニング代がどれくらいかかるかなって心配はしてるんだ。私のお小遣いで足りなかったら?とかさっ。でも行き付けのクリーニング屋さんだから格安でやってくれるとは思うんだけどね…」

と言ってみた。

俯いてた顔が少しずつ上に動き視線があった。

「その金俺も払うょ」