超溺愛ブラコン妹の彼氏

「そんな事考えてるなら紗輝ちゃんは諦めてね?紗輝ちゃんの事考えないで先に兄貴の事考えるってどぅいぅ事よ!?」

と周りを一喝した舞桜ちゃん。

「先生来るよ?皆、席に座ったら?」

渋々自分の席につく皆。

その光景を笑って眺めていたら美景君と目があった。
彼も笑っていた。

何故か慌てて反らしてしまった。


気付けば放課後。

舞桜ちゃんは今日はロケだと言って教室に枚輝君が迎えに来た。

車で海辺まで行くらしい。
私は朝言われた通り教室で空那を待っていた。

散々萌ちゃんに空那先輩来るまで一緒にいると言われたけど美景君がうざそうにしていたから大丈夫って言って帰ってもらった。

窓へ行き校庭を眺めていた。

誰かが歩いて来る音が近付いてきた。

「あんたが空那の妹?」

えっ!?私!?突然の声にビックリ振り返る。

2年のネクタイを着けた生徒がいて私をじっと見ていた。

「ふぅん噂通りの美人さんだね♪俺と付き合わない?」

いきなりそぅくるか。

ってか最初、空那の妹?って聞かれたような…

だとしたら空那がらみ??
言い方にも刺があるし…

嫌な感じ。

「ごめんなさい」

「ははっ断られるのも当たり前かっ。名前は?」

「あなたの名前知らないのに言う必要ないと思います」

「ふんっ。制服にさぁ染みが出来たらしいじゃん。本当は自分でやったんじゃないの?その姿みせたくて」
「あんな可愛い制服を自分で汚すわけないです!」

「怒った顔も中々だね。ってか空那も誰も周りにいないのに強気な態度出来るんだぁ。か弱い妹ちゃんかと思ってたょ」

「用事があるので失礼します」

お辞儀をし横を通り過ぎようとしたら左手首をガッツリ捕まれた。

振り回しても離れないその手。

「離して下さい!」

「だって付き合ってって言ったじゃん?」