超溺愛ブラコン妹の彼氏

「みー君は?結構いそうだょねぇ。本命にセフレ?」
「流石、空那先輩。こいつくるもの拒まずですから!」

「やっぱりね。じゃあさぁこの2人だったらどっちがタイプ?みー君?」

「は?そんなの答える義務ねぇし」

「みー君て性格悪い?打ち解けないねぇ。萌ちゃんとは仲良くなれたのになぁ。みー君は選べないかぁ。この子達を。まぁ人気出るょね、この2人」

「舞桜ちゃんはどっちかっていったら?」

何故かうつむき顔を赤くする舞桜ちゃん。

「舞桜ちゃん?具合い悪い?」
と私が聞いても首を左右に振るだけ。

「あぁ…もしかしてぇどっちか元彼?」

美景君と萌夢君と舞桜ちゃんを順繰り見回す空那。

何か空気悪くなってきちゃったじゃん。

尋問みたいじゃない?これって…

「空那…もぅいぃじゃない。3人とも困ってるょ?過去の事だしさぁ…ね?ほらっ私食べたょ!ちゃんと見て?」

「あっ本当だ。よく出来ました♪」

偉い偉いと言いながら頭をなでなでしてくれる。

「あーあ、もぅすぐ昼休みおしまいだねぇ。俺も紗輝ちゃんのクラスにいたいなぁ」

「2年には空那を待ってる仲間がいるじゃない」

「紗輝ちゃんが何かされないか心配なの。さっきみたいなのがあるとさ?萌ちゃんが同じクラスならよかったのにみー君じゃさぁ。見てみぬふりのスルーじゃん。あっでもねぇ紗輝ちゃんの彼氏になりたかったら俺らの許可とってね?まぁ許可しないけどさっ?」

「何それ!?私は彼氏作っちゃいけないの?」

「うん?だって男はこいつらだけじゃないっしょ?それとも気に入ったの?どっちか!?」

「何でそぅなるの!?」

「あー良かったぁ。どっちかに紗輝ちゃんとられるかと思ったょ。安心安心」