超溺愛ブラコン妹の彼氏

「この子が妹ちゃん?」

「そぅ紗輝ちゃん。仲良くしてね♪」

「このコーデは…世那ね?年上キラー?」

と言って下から上に流れる相手の視線。

今日、何度目だろう…

「そっお姉コーデ。明日は俺。苛めないでね?苛めたらただじゃおかないょ?」
「何もしませ〜ん。いつまでもお友だちでいたいもん」

「そっ。またね〜」

「紗輝ちゃん。私は3年なの。宜しくね♪ばぃばぃ」
軽くお辞儀をする私。

「はぃはぃ皆座って?あっ世那達も来たょ。あそこ。生徒会集団」

「あんな塊でいつもここへ?」

とその光景をボーッと眺めて言う萌夢君。

「塊ってあれは人間だょ?面白い表現するねぇ萌夢君は。何か話し合いがあるんでしょ。いっつもあんな集団が来てちゃせっかくのランチが不味くなるじゃん!ねぇ?」

「そぅっすょねぇ。場所とるのも大変だし…」

「あっそれはノープロブレム。さっきのように空けてくれるから♪」

「ははっ…流石、生徒会…」

萌夢君の顔がひきつっている…

コーナーに座った私達。

空那・私・舞桜ちゃん・萌夢君・美景君の順に座った。

「萌夢君言いずらいから'萌ちゃん'って呼んでいい?」

「はいっ何でもどぅぞ♪」
「んで美景君。肩っ苦しいからぁ'みー君'でいい?」
あからさまに嫌な顔をする美景君。

空那を睨んでるし。

「美景よかったな。紗輝ちゃんの兄貴に気に入られて。みー君だって。かっわいい」

「そぅだょみー君。昨日のでかなり減点なんだからさぁ。みー君お返事は?」

と舞桜ちゃん。からかいモード。

「うっさい!お前らが呼ぶな!」

「空那いぃの?私達といて?友達と話したいんじゃない?私なら大丈夫だょ?」