超溺愛ブラコン妹の彼氏

「舞〜桜ちゃんありがとぅ。ランチ食べに行こっかぁ?」

「はいっ。是非!」

少し視線をずらすと萌夢君がいて

「君は萌夢君だっけ?一緒行く?」

「あぁ…美景もいぃっすか?」
控えめに尋ねる萌夢君。

ジロッと教室にいるであろう美景の方を睨み

「アイツも?萌夢君の連れなんだぁ。んじゃねぇ紗輝ちゃんに近づけないでね?じゃないと紗輝ちゃんゆっくり出来ないっしょ?」

「はいっ。呼んで来ます!」

教室に入って'美景メシ行こうぜっ'と誘い出し私達と合流した。

一瞬驚きの目をして萌夢君に詰め寄る美景君。

2人で何か言い合いをしている。

「時間なくなるから行くょ?」

と空那。

「紗輝ちゃん何か食べたくなった?」

「いらない」

「まだ帰りたい?」

コクッと頷くと素直でよろしぃと言って空那に撫でられた。

そしてそのまま肩を組まれた。

「空那先輩面白い」

「そっ?あっダァリンいるょ?」

手を振る舞桜ちゃん。

「いぃの?」

「紗輝ちゃん達といたいから」

「いいの?好奇の目で見られるょ?」

「私、何の仕事してると思ってるの?見られたりブツクさ言われるの何て日常茶飯事だからっ♪見すぎるとお金取るわよって感じ♪」
「舞桜ちゃんも面白いょ。俺にひけをとらないね」

「席一杯ですね」

「うぅん何とかなるかなっ。メニュー決めょう。紗輝ちゃん何食べたい?」

「だから要らない」

「んじゃあ、この中で食べたいと思えるのは?」

「ふあふあオムライス」

「あぃ了解。デザートは?…っとサラダにしよう。決まった?皆は?」

「はい」

「で席は…空那く〜ん、ここいーよー」

「ありがとぅ」