超溺愛ブラコン妹の彼氏

未だに注目の私だけど、いきなり静かになった。

美景君が入って来たからだった。

私に注目してた視線が美景君に流れた。

萌夢君も入って来た。

「萌夢!クラス違うじゃん」と舞桜ちゃん。

「何か自分のクラスよりこっちにいたいって感じ?」
「何故、疑問系?キモいょ萌夢…」

「ひどっ。ねぇ紗輝ちゃん?」

私の方を見てビックリする萌夢君。

泣いたのがバレたかな…。
「あっえっとぉ紗輝ちゃんの兄貴かっこいいなぁ。舞桜の彼もかっこいい!名前なんての?」

「枚輝。惚れんなょ?」

「うっわぁ俺そんな趣味ないし。そぅだ今日のランチ一緒に食べない?」

「萌夢のおごり?」

「はいっ!?」

「じゃあ無理!!私達のじゃましないで?」

「何お前、彼氏いんのにそぅいぅ趣味もあんの!?」

「あったら?」

「紗輝ちゃんを相手にするなっ!」

「紗輝ちゃんだから相手にするんだょ!!指一本も触れさせないから!」

ふふっと笑い出す私。

「2人っていぃコンビだね。見てて楽しいょ♪」

「わぁ紗輝ちゃんの笑顔可愛い!!朝からいぃもん見られたなぁ。極上スマイル。もっと見せて?」

バコッと頭を叩かれる萌夢君。

「そんな要求するんじゃお金取るょ?」

「舞桜は紗輝ちゃんのマネージャー?如何様商売すんなっ!」

ふふっ

「萌夢君も同じクラスだったらよかったのにね?」

「来年は同じクラスになろうね。念じておくからっ」
「始まって数日しかたってないのに来年の話なんかしないの!それより、あんたは美景のとこ行きなさいょ!あいつがいるからこっちのクラス来るんでしょ?」
「そぅでもあるけど紗輝ちゃんと話したいから♪」