超溺愛ブラコン妹の彼氏

「うわぁ楽しみ。紗輝ちゃんのお父さん家庭科の先生だもんね。いいなぁ毎日美味しいの食べられて」

舞桜ちゃんカップルも合流して玄関に着き上履きに履き替えた。

「足元は見ない方がいぃね紗輝ちゃん」

「…ははっ。ダサっだね」
「紗輝ちゃん!?おはよぅ。覚えてる?」

「うん勿論。萌夢君。おはよぅ」

「可愛い!!すっごく似合ってるね」

「ありがとぅ」

「おはよぅ。萌夢惚れんなょ!?」

「舞桜かっ。オッス。惚れるょ。惚れねぇ方がおかしいだろ!?」

「惚れないでね?紗輝ちゃんは俺のだから。誰?」

「舞桜ちゃんと同中でクラス違うんだけど昨日友達になったの。椎名萌夢君」

ペコッと空那にお辞儀を軽くする萌夢君。

「君かぁ昨日のココア事件の友達ねぇ」

「あっで私の兄で2年の空那」

「え゙ぇ兄貴!?昨日はごめんなさい。紗輝ちゃんじゃなくて妹さんにあんな事言ってしまって…」

と深々とお辞儀をする萌夢君。

「ふぅん何かしちゃったのぉ?後でゆっくり聞かせておらおうかなぁ??」

「空那やめてょ。萌夢君は悪くないからっ」

「紗輝ちゃんがこぅ言ってるからぁよしとするかっ」
助かったぁと言う顔をしている萌夢君。

その横で成り行きを聞いてた舞桜ちゃんになじられている。

「世那は?」

「会長に連れ去られた」

「お気の毒に…」

そこへ

「よぉ萌夢」

「あっ美景」

その声に反応する空那。

美景から目を話さない空那。

「誰?」

「失礼な1年だねぇ。友達はいぃ奴なのに。誰ってお前こそ誰だょ?あー思い出した!家の大事な紗輝ちゃんの制服汚した奴」

美景の目が一段と鋭くなって空那と睨みあっている。